6月30日
今日で1年の半分が 過ぎた区切りの日
京都の神社では 半年の穢れを祓う行事として
茅の輪(ちのわ)くぐりを 設けているところが たくさんあります
茅は 注連縄(しめなわ)にも 使われて
昔はその穂を食用にしたともされるので
ありがたい草なのでしょうね
Nobaraも どこかに 茅の輪くぐりに 行きたかったのだけど
電話待ちの用件があって 遠出はできないので
自前で 茅の輪くぐりをしてみました
先ず朝いち 外玄関の 花を生け替え
庭で 薄(すすき)を 一抱え刈り取りました
そして ひたすら ぐるぐる巻き上げる
途中経過を 写す 余裕は無かったので いきなり できあがり
直径20cmほどの茅の輪が ふたつ できました
それを 隣のお宮さんで いつもより お賽銭多めで奉じて
勝手口の上と
表門の格子戸に取り付けました
出入りする度に 穢れが 拭われる?
水無月の夏越しの祓いする人は
千歳の命 のぶるといふなり
蘇民将来 蘇民将来
茅の輪を くぐる時の唱え詞(となえことば)
蘇民将来の伝説は
伊勢に行く途中のスサノオノミコトを泊めてあげたお礼に
茅の輪を腰に付けていると 難を逃れると
教えてもらったことが
茅の輪くぐりの由来とされていますが
祇園祭りでは
牛頭天王が 泊めてもらって
蘇民将来の家には 悪鬼が来ないようにとしてくれたとか
(だから 蘇民将来の子孫だという お札やちまきを飾る)
そう言えば 祇園祭りの ちまきは
笹でお餅を包んだ 端午の節句の粽とは 違って
ただ 葉っぱを巻いてあるだけの
茅巻き(ちまき)なのよね
2021. 06. 30