あるとうれしい道具 NO.24 [ チビ赤えんぴつ ] |
ご近所で丹精込めたお庭をオープンカフェにしているお宅がありました
二日程前に お家の前を通りかかったら
草ひとつない更地になっていました
ついこの間には モッコウバラが 2階の屋根まで届く
見事さだったのに.......
偶然にも 花の盛りを写真に収めていました(sixth sense?)
もう今年が最後だとわかっているような 咲きっぷり
植物って不思議なところがあって
これでもかって 咲いたり 実った翌年には突然枯れたりします
それが自然の理(ことわり)かもしれません
でも このような 人為的な事でも
不思議と察知しているかのような姿を 見せてくれるのですね
家まで戻って来て 思わず我が家が更地になった所を
想像しちゃいました
義母が他界して1年以上経ち 私達夫婦には 手に余る家ですが
いずれ この家の処遇を決めなければならない事も遠くない未来ですが
もう少しだけ この家に手を入れて住んでみようと思っています
押し入れの中や 納戸の中をなんとか片付けなければと
覗いていますが やはり気の重い仕事です
そんな中 H氏が発見したものは......
[ チビ赤えんぴつ ]
ビニール袋に入った 大量のチビた 赤えんぴつ
36年前に他界された 呉服の図案家だった H氏の父上が遺したもの
草稿を描く時や お弟子さんの下書きに修正を入れる時に
使用していたんだって
すごい を通り越してもう かわい〜い
物を大切にされる世代ですが
きっともう どれだけ 短くなるまで使えるか
愉しみになっていたと 思われます
お目にかかる事無く 急に他界された義父
でも 存命だったら ぜったい仲良しになれたわね
ずーっと大事にしたいから
ビンに入れることにしました
筆洗い用の液が入っていた 空き瓶(なんでも とってあります^^:)
ぎっしり 入りました
ビンの蓋は H氏がワインのコルクで手作りしました
いつか この家とお別れする時が来ても
このビンなら 持って行けるよね
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